カリウキ選手の快走とダニエルズの理論
2か月ぶりの投稿は埼玉から…ポテトメロンです。これからこのブログでは自分のことが関連しているものに#(投稿数)、データベースをもとにした各大学の持ちタイムのまとめなどを取り上げるときは#無しと区別していきます。
さて、先日の佐賀県一周駅伝ではサイモン・カリウキ選手が12.1kmの区間で32分50秒という歴史的快走を成し遂げました。
上の先日にツイートした画像のとおり、これを10キロに換算すると27分8秒という驚異的な記録に…と言いたいところでしたが、森井さんの走った区間のガーミンが公称8.8kmのところ8.6kmだったと本人が言っていたこと。
また信憑性は不明ですが、割とこれまでの経験上精度が高めなアプリでの計測ではカリウキ選手の区間は11.7kmであったこと。これだと10キロ換算は28分3秒になります(これでも十分速いですが)
そしてこの結果をダニエルズの理論にはめてみると、まず12.1km32分50秒の場合では
5km12分53秒、10km26分51秒、ハーフ59分2秒、フル2時間3分42秒。これだと"箱根から世界へ"の体現という夢を見れますがさすがに非現実的なのかな…?
次に11.7kmの場合を見てみると、
5km13分21秒、10km27分48秒、ハーフ61分11秒、フル2時間8分14秒。彼のフルマラソンのベストが2時間9分41秒なのでかなり現実的な値になった感じがします。よって佐賀県一周駅伝では運営の距離計測がガバガバだったと考えるのが自然なのかなと。同じ区間だった梶原選手のガーミンがどんな距離を計測していたのかは気になります。
(距離ガバガバ説が正しいとして)カリウキ選手でもフル2時間8分程度?では日本記録の大迫選手は一体?と更に疑問になりました。
ダニエルズによれば5km13分5秒、10km27分16秒、ハーフ59分58秒となるようです。10km、ハーフは大迫選手の自己記録より大幅に速いですが彼なら十分出せそうに思えます。
しかし、ハーフ59分58秒はちょっと引っかかる。この前の丸亀ハーフで更新された日本記録に近いタイムということで…小椋・藤本選手が大快走を見せましたがこの2選手も5千13分10秒、1万27分20秒、フル2時間5分台は狙えるのだろうか?13分30秒、27分台、2時間7分前後はいけてもその先はどうか。もちろんそこを突き破ってほしいですが、ヴェイパーの普及でダニエルズの理論にズレが生じてきたのかなと個人的に思いました。
(参考)東洋・相澤選手の今季の3つの駅伝の快走をダニエルズの理論にはめてみると?
①出雲:3区8.5km23分46秒
②全日本:3区11.9km33分1秒
③箱根:2区23.1km65分57秒
こうしてみてみると3レースそれぞれ気象条件の違いがあるとはいえ出雲全日本箱根と尻上がりに調子を上げて、走力も向上していったことが一目で分かります。しかし、換算タイムはどうなのか。27分台、60分台は狙えると思いますが…
ここまで見てきたダニエルズの理論にはVDOTという数値が使われています。これは、VO2max(最大酸素摂取量)にランニングエコノミーなど様々な要素を加味した値です。日本トップレベルだとVDOTは80前後になることが今回調べてみて分かりました。
では僕は?先週、3000mTTで9分26秒と自己記録を更新できましたがこのときのVDOTは62.9、5km換算だと16分21秒。まだヴェイパーを履いていないのもありますがこれまた現実的なタイムです。先週は倒れるほどは出し切っていないのでもう少し上を望めるかな?一方、Garminでは推定VO2maxを算出してくれますが今週のジョグではずっと64を指しています。この2つの数値を比較すると、推定VO2maxが高く算出されがちですがだいたい似た値を示す印象です(個人によって大きく変わるのかな?)仮にVDOTが64だとすると5km換算は16分7秒です。この辺のタイムを狙いたいし、あわよくば15分台も。
ここまで長くなりましたが読んでいただきありがとうございました。2時間弱クオリティなので編集は少なめです🙇♂️改めて、僕は今埼玉にいます。
かなり若いチームですが、4年生になったらできているであろう未来の最強チームに少しでも貢献できるように。それでは明日です🌙おやすみなさい。