男子大学駅伝でセンター試験の振り返り〜解答・解説編〜

大変長らくお待たせしました…

解説の一部にはソースとなるサイトを載せましたが、解釈の間違いなどあったら指摘よろしくお願いします。全て調べれば出てくると思うので分からなければ是非検索を…

問題↓

https://drive.google.com/file/d/1cL29skPxCmEIg831Ba3Gb1xTG360TLX4/view?usp=drivesdk

ここから解説です、まだ解いていない方は注意!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

平均点:54.3、最高点:86(先行受験者含む)

※得点調整は行っていません

解答・配点一覧は最後に載せました

 

第1問 平均点:15.2(25点満点)

問1・出雲駅伝の距離(2点):ア.

出雲駅伝1区は8.0km、3区は8.5km、6区は10.2kmなので正解は⑥6区、3区、1区

問2・出雲駅伝の歴史とルール(3点):イ.

→Ⅰ.正:出雲駅伝は関東の大学しか優勝したことがない。参考)http://www.izumo-ekiden.jp/data/#data3

Ⅱ.誤:箱根駅伝で10位までに入っても必ず翌年度の出雲駅伝に出場できるとは限らない。参考) https://iuau.jp/ev2018/30izumo/31izumo_syutuzyouwaku.pdf

出雲駅伝では各地区基本枠1に加え、IVY選抜を除く上位12位までの各チームの所属地区に成績枠として翌年度の出場枠1つずつが分配される(各地区の出場枠は最大で基本+成績枠の合計10、12位までにある地区の10チーム目が含まれる場合は13位のチームに枠)。よって、上位12位までに関東のチームが8チーム以下しかゴールできなかった場合翌年度の出場枠は9以下となるのでⅡ.は誤。

Ⅲ.正:第26回大会(2014年度)のみ、台風の影響で中止となった。

以上から正解は

問3・出雲駅伝の歴史と今年度の結果(2×2点):ウ.・エ.②・⑥(順不同)

→①正:第1回出雲駅伝優勝校は日本大学である。

②誤出雲駅伝の優勝回数が最も多いのは山梨学院大学である(6回)。東海大学は4回

③正:出雲駅伝で北海道地区が初めて2校単独校出場したのは昨年度(第30回大会)である。

④正:今年度の出雲駅伝では國學院大学が初優勝した。今年度の#歴史を変える挑戦の序章、4強から5強に変わった瞬間でした

⑤正:今年度の出雲駅伝では2区間区間記録が更新された。3区(1位相澤選手=東洋)と4区(1位神林選手=青学)

⑥誤:上記の出場枠のルールから、(関東10校・IVY選抜が増枠圏内でゴールしたため)14位以内に北海道学連選抜が入った(12位)ので来年度の北海道地区の出場枠が1→2へ、一校も14位以内に入れなかった東海地区の出場枠が2→1と変動した。

問4・今年度の出雲駅伝立命館大学(完答3点):オ.6カ.5

→今年度の出雲駅伝立命館大学は5強に次ぐ6位に入り、区間1桁を5区間で記録した(1区6位、3区8位、4区6位、5区8位、6区6位)。

問5・全日本大学駅伝の歴史と現在(3点):キ.

→①誤:全日本大学駅伝が11月開催となったのは第20回大会からである。参考)https://daigaku-ekiden.com/rekishi/

②誤:非関東では福岡大学京都産業大学が優勝したことがある。

③誤:これまでの出場回数が最も多いのは京都産業大学である(47回)。駒澤大学は26回。優勝回数は駒澤大学が最多で12回

④正:現在の日本学連選抜、東海学連選抜両チームは個人の区間記録のみが正式に認められる。第50回大会の日本学連選抜1区の石井優樹選手(関学)の区間賞の活躍が記憶に新しいところ。竹下凱選手(帝京)は区間2位、総合1位通過という記録でした

問6・第50回全日本大学駅伝(3点):ク.

→①正:この大会よりシード権獲得校が8校となった。

②誤:医師の診断書が不要な戦略的区間当日変更ができるようになったのは第49回大会からである。

③正:この大会より全日本大学選抜は日本学連選抜に名称が変更され、留学生の出走が不可能になった。第47回大会で全日本大学選抜が初めて組まれ、48回大会でスタンレイ選手(東国)、49回大会でムイル選手(創価)が出走。このルールのままなら国士舘のヴィンセント選手らも出走できるはずですよね

④正:この大会では青山学院大学が優勝した。

問7・全日本大学駅伝の新旧コース(3点):ケ.

→まず、旧コースの最短区間(あ)は3区、新コースの最短区間(い)は1区である。

ⅰ.正:旧コースの3区と新コースの1区は同じ距離である。どちらも9.5km

ⅱ.誤:旧コースの1区は日本人と留学生の2人が同タイムで区間記録を持っているが、日本人は九州の大学の選手(鹿屋体育・永田宏一郎選手)、留学生は関東の大学の選手(日大・ダニエル選手)である。41分56秒

ⅲ.正:旧コースの3区で4年連続区間賞を獲得し、区間記録を持っている選手がいる。駒澤大学の油布郁人選手

ⅳ.誤:旧コースの1区は同1〜7区のうち一番長い距離であった。長い順に1区(14.6km)、4区(14.0km)、2区(13.2km)、…

以上から正解は

問8・全日本大学駅伝8区の記録(2点):コ.

全日本大学駅伝8区の区間記録を持っているのは(う)山梨学院大学モグス選手(55分32秒)、日本人最高記録を持っているのは(え)早稲田大学渡辺康幸選手(56分59秒)

以上から正解は

問9・今年度の全日本大学駅伝の結果(2点):サ.

→Ⅳ.誤:区間記録が更新されたのは4区間。2区(1位伊藤選手=東国)、3区(1位相澤選手=東洋)、5区(1位青木選手=國學)、6区(1位郡司選手=東海)

Ⅴ.正:5つの大学が総合1位で次の区間に中継した。1区城西、2区東国、3〜4区東洋、5〜6・8区東海、7区青学

Ⅵ.正:初出場で初めてシード権を獲得した大学がある。東京国際大学

以上から正解は

 

第2問 平均点:13.0(20点満点)

問1・今年度の関東インカレ長距離種目の結果(3点):ア.

→①正:1部の5千・1万と2部の5千・1万の日本人1位はそれぞれ同じ選手である。1部は佐藤敏也選手(法政)、2部は浦野雄平選手(國學)

②正:1部の5千・1万と2部の5千・1万の優勝者はそれぞれ同じ選手である。1部はブヌカ選手(駿河)、2部はキサイサ選手(桜美林)

③正:国立大学から入賞者が出た。2部3障7位の千葉大学今江選手

④誤:2部長距離種目総合1位はキサイサ&カヨウキ選手ののべ4種目で得点を稼いだ桜美林大学である。2位が駒澤大学で、青山学院大学は3位。

問2・箱根駅伝予選会の歴史とルール(3点):イ.

→Ⅰ.誤:予選会通過校がその年の箱根駅伝本戦で優勝したことは二度ある。第73回大会の神奈川大学と第89回大会の日本体育大学

Ⅱ.誤:現在予選会に出場するには、1万34分以内のタイムを有する選手を最低10人揃えなければならない。5千16分半の基準は、予選会が20kmからハーフマラソンに移行する際(第95回大会)に廃止された。

Ⅲ.誤:直近10年(第87〜96回)の予選会個人1位は全員留学生ではない。第91回大会の村山紘太選手(城西)が唯一直近10年で留学生を差し置いて個人1位となった。

以上から正解は

問3・箱根駅伝の歴史(3点):ウ.

→ⅰ.初めて総合優勝校の総合タイムが11時間を切ったのは第70回大会山梨学院大学

ⅱ.初めて留学生が出走したのは第65回大会オツオリ選手(山梨)

ⅲ.10区が現在の日本橋を通るコースに変更されたのは第75回大会である。

以上から正解は③ⅱ、ⅰ、ⅲ

問4・箱根駅伝の歴代区間賞総獲得数の比較(3点):エ.

→まず①に注目。東洋大学は2代目山の神と呼ばれた柏原竜二選手が5区で4年連続区間賞を獲得したことと②〜④の5区の数字から①が東洋大学と分かる。次に③では9区の区間賞獲得数が飛び抜けて多いが、9区の歴代10傑に駒澤大学の選手が多く名を連ねていることから③は駒澤大学と言える。かつては9区にエース級を残していたことも有名。残すは②と④になるが、4区と9区に注目。②を見ると今年度総合優勝した青山学院大学は4区で吉田祐也選手、9区で神林勇太選手が区間賞を獲得した一方、④はどちらも0となっている。よって青山学院大学は②だと分かり、残った④が東海大学となる。

問5・相澤晃選手の2区区間記録(完答2点):オ.0、カ.5、キ.5、ク.7

モグス越えのインパクトが強かったので数字で問いました。1:(オカ):(キク)という形にしましたがオの部分を6(65:57)と答えた凡ミスが多かったですかね…

問6・今年度の箱根駅伝の結果(3点):ケ.

→①正:箱根駅伝においてチーム初の区間賞を獲得した大学が2校出た。1区米満選手の創価大学と3区ヴィンセント選手の東京国際大学

②正:4つの大学が現コースでの往路新記録を更新した。往路優勝の青山学院から往路4位の東海大学まで。

③正:4つの大学が予選会通過からシード権を獲得したのは第91回大会以来である。予選会通過からシード権を獲得したのは、

91回…6位東海、7位城西、8位中学、9位山梨(4校)

92回…6位順大、7位日体、10位帝京(3校)

93回…5位神大、8位法政(2校)

94回…7位城西、8位拓殖、9位帝京(3校)

95回…4位駒澤、7位國學、8位順大(3校)

96回…5位東国、6位明治、7位早大、9位創価(4校)

④誤創価大学は全ての区間区間チーム最高を更新していない。8区のみ、93回大会で当時1年の米満怜選手が区間3位と好走したタイムを越えられなかった。

問7・今年度の荒川対校駅伝の優勝校(3点):コ.

→今年度の荒川対校駅伝の優勝校は東京大学。2位が東京理科大学、3位が東京工業大学、4位が千葉大学

 

第3問 平均点:7.9(15点満点)

問1・今年度の関西インカレ長距離種目の結果(3点):ア.

→参考)

http://gold.jaic.org/icaak/recroom/2019/KSIC/HTML/kyougi.html

Ⅰ.正:石井優樹選手は5千・1万で3年連続2冠を果たした。

Ⅱ.正:1部1500mの優勝者(本井義明選手=京産)は日本インカレ1500mでも決勝に進出した。

Ⅲ.正:2部の5千・1万・ハーフマラソンは3種目とも大阪経済大学の選手が優勝した。5千は内山優弥選手、1万は富田遼太郎選手、ハーフは谷本伸選手

以上から正解は

問2・今年度の全日本大学駅伝関西予選会の総合順位(3点):イ.

→1位は立命館大学、2位は関西学院大学、3位は京都産業大学なのでが正解

問3・関西学生駅伝の歴史とルール(3点):ウ.

→①誤:現在のコースの総距離は地区駅伝の中で3番目の長さである。箱根駅伝が217.1kmと最長で、現在のコース(丹後)は84.1kmだがその間の距離に101.06kmで争われる全日本大学駅伝予選会を兼ねる北海道学生駅伝がある。

②正:かつて10連覇以上を成し遂げた大学がある。第39〜64回大会で京都産業大学が26連覇している。

③誤:6位までに入ると翌年度の全日本大学駅伝関西地区予選会の出場権が与えられる。

④誤:現在の出場校は前年度シード校(10校)と一定期間内の1万m公認記録による記録審査通過校(12校)の合計22校である。

参考)https://5719e1fd-5572-43e0-a196-c6e0617d56cf.filesusr.com/ugd/142ae9_c3f2e8a036b54e22894883213ffa0e9b.pdf

問4・丹後大学駅伝のコースの特徴(3点):エ.

→参考)https://inficaak.wixsite.com/tango/blank-2

①誤:2区。2区は七竜峠を登るのが大きな特徴。

②誤:8区。8区は天橋立を通るのが大きな特徴。

③誤:6区。6区と7区は13.3kmの最長区間である。ちなみに最短区間は3区(7.0km)

④正:4区。海岸線に出て視界が開けるのが特徴。

問5・今年度の丹後大学駅伝の結果(3点):オ.

→参考)https://5719e1fd-5572-43e0-a196-c6e0617d56cf.filesusr.com/ugd/142ae9_fef85fe5549b42099bd5209e306adb21.pdf

①正:立命館大学は1区から首位に立つと一度もそれを明け渡さず総合優勝した。

②正:区間1位と2位のタイム差が最も大きかったのは7区である。

③誤上田颯汰選手(関学)と久田雅人選手(京大)立命館大学勢の区間順位を上回った。立命館大学は7区間区間新記録と圧巻だったが5区では立命館の山田選手が区間3位。先述の2人が区間1・2位と彼を上回り一矢報いた形になった。

④正:昨年度のシード校10校のうち9校が今年もシード権を守った。昨年度14位だった佛教大学が9位とシード権を獲得した一方、昨年度9位だった大阪体育大学が12位とシード権を守れなかった。

 

第4問 平均点:7.8(20点満点)

問1・中四国地方の今年度の出雲&全日本出場校(2点):ア.

出雲駅伝は昨年度の中四国学生駅伝優勝の広島経済大学が、全日本大学駅伝全日本大学駅伝中四国予選会1位の環太平洋大学が出場したのでが正解

問2・3地区の選手の所属地方(2×2点):イ.・ウ.②・③(順不同)

→①誤:一宮選手は広島経済大学(中四国地方)の3年生

②正:三浦選手は愛知工業大学(東海地方)の1年生

③正:平山選手は皇學館大学(東海地方)の3年生

④誤:千原選手は環太平洋大学(中四国地方)の4年生

⑤誤:前原選手は第一工業大学(九州地方)の1年生

⑥誤:松本選手は福岡大学(九州地方)の4年生

問3・3地区の学生駅伝の総距離(3点):エ.

→東海学生駅伝は7区間63.5km、中四国学生駅伝は6区間53.5km、九州学生駅伝は7区間57.8kmで争われるので正解は②東海、九州、中四国

問4・東海学生駅伝の歴史と今年度の結果(3点):オ.

→①②参考)https://e1a18557-120d-43ab-a3c7-96723c841eae.filesusr.com/ugd/3385c3_a7cd4d6317b94bf699c5cbaf56996fe3.pdf

③④参考)

http://gold.jaic.org/jaic/tgrr/kiroku/2019/08ekiden/2019toukaidanshi.pdf

①正:第1回大会が開催されたのは80年以上前である。1937年のこと

②正:かつて10連覇以上を成し遂げた大学がある。第17〜52回大会で中京大学が36連覇している。

③誤:今年度の東海学生駅伝では、区間賞を皇學館大学愛知工業大学で独占していない。1〜6区まではこの2校で独占しているが、7区は名古屋大学の國司寛人選手が区間賞を獲得した。

④正:今年度の東海学生駅伝では、4区間区間記録が更新された。1区(1位桑山選手=皇學館)、4区(1位中村選手=愛工)、5区(1位川瀬選手=皇學館)、6区(1位鈴木選手=愛工)

問5・今年度の中四国学生駅伝の結果(3点):カ.

→参考)

http://gold.jaic.org/jaic/icalcs/information/schedule/2019ekiden/2019ekiden.pdf

Ⅰ.正:1〜4区では毎区間首位中継の大学が入れ替わった。首位中継が1区広経、2区環太、3区広経、4区環太

Ⅱ.誤:区間新記録を樹立してMVPを獲得した選手は4区を走った。環太平洋大学の杉原健吾選手が今大会唯一となる区間新記録で走り、MVPに輝いた。

Ⅲ.誤:区間賞を広島経済大学環太平洋大学で独占していない。1〜5区まではこの2校で独占しているが、6区は島根大学の本田圭吾選手が区間賞を獲得した。

以上から正解は

問6・今年度の九州学生駅伝の結果(3+2点):キ.、ク.

→参考)http://www.kyu-athi.sakura.ne.jp/download/2019sougou-man.pdf

(1)序盤主導権を握ったのは②の福岡大学。2区で首位に立つと3区廣山選手の区間タイ記録の快走などで後続に大きな差をつけた。序盤やや出遅れた④の第一工業大学は4区までで首位福岡大学から2分以上の差をつけられたが5区サレー選手で一気に1秒差まで肉薄した。山田選手が1区区間賞の日本文理大学は4区で8位まで後退したが5区で3位へ、先頭まで約1分差に詰めて優勝をまだ伺える展開に。③の九州大学は4区4年連続区間賞となった古川選手がいることがポイント、9位から2位まで押し上げた。

(2)ライブ配信を見ていれば印象に残ったところか?佐賀大学のギリギリ中継は公式結果でもちょうど15分差中継という記録になりました

 

第5問 平均点:10.4(20点満点)

問1・箱根駅伝に関する計算&知識問題(計6点)

○ア.2、イ.1、ウ.4(1点)

箱根駅伝8区の距離は21.4km。後ろの問題で1km3分5秒と設定しているため、計算の便宜的にもウは偶数なのが自然だというのもポイントだったりします

○エ.5、オ.5、カ.9(2点)

1km3分5秒→10km30分50秒→20km61分40秒と導出できて、それに1km3分5秒を足して残り400m。陸上長距離をやっていれば1km3分5秒=400m74秒とすぐに変換できる人もいるはず…そうでなくとも3分5秒を185秒と変換して0.4倍すれば74秒と求まる。以上から61:40+3:05+1:14=65:59

○キ.6(2点)、ク.0(1点)

先頭の青学岩見選手が区間賞の東海小松選手との差を僅か1秒に抑えて優勝に貢献したのはテレビ中継で映っていた。区間3位から見ていくと、3位は東洋&駒澤を抜いた鳥飼選手(帝京)64:50、4位は中学を大きく引き離した太田選手(早大)65:30、5位に芳賀選手(東国)65:51、6位に前田選手(東洋)66:08…と続いていく。よって一つ前に求めた65:59は区間6位に相当し、また区間6位だった前田選手の所属している東洋大学総合10位だった。

問2・三大駅伝の成績だけで選手名を当てる(3点):ケ.2

→表のような成績を残したのは今回の箱根駅伝総合2位だった東海大学出身、現SGHの石橋安孝選手。安定感があり、3障も強い。最後の箱根駅伝では遂に区間賞を獲得し、往路で苦戦した当時1年の黄金世代を救う4人抜きの快走!この走りがギリギリシード権獲得、また翌年度の出雲駅伝優勝に大きく貢献したと個人的に思っています。

問3・同一年度の三大駅伝(4点):コ.

→参考)

http://www13.plala.or.jp/jwmiurat/3daiekiden/3dai100.html

Ⅰ.誤:全日本大学駅伝で2桁順位の大学が箱根駅伝で優勝したことがある。2005年度、第82回箱根駅伝亜細亜大学(全日本は11位)。

Ⅱ.誤:出雲・全日本と2冠した大学は箱根駅伝で必ずシード権を獲得していない。2009年度の日本大学は出雲・全日本とダニエル&ベンジャミン選手を擁して連続優勝したが、箱根駅伝では留学生が1人のみであること、また往復の終盤区間で苦戦したことでシード権を逃した(15位)。

Ⅲ.誤:全日予選・出雲・全日本全てに不出場の大学が箱根駅伝に出場したことがある。今年度の筑波大学、2009年度の日本体育大学、1998年度の中央学院大学の3例。

以上から正解は

問4・3地区のエースの出雲&全日本(1×3点):サ.〜ス.167(順不同)

→ここまで触れていなかった地方を補完する問題。まず、"5千・1万ともに現役学生地区トップの選手"とは北海道地区はグレ選手(札学2年)、東北地区は松浦選手(東北4年)、北信越地区は森選手(新潟3年)。この3人は出雲駅伝では全員1区を走り、グレ選手は大逃げに成功して区間賞。他2人も松浦選手が12位、森選手が13位と集団の中で流れを作った。全日本大学駅伝ではグレ選手は7区を走り、繰り上げスタートは喫するも区間9位とまずまず。松浦選手は全日本大学選抜として6区を走り区間11位と粘った。森選手は出雲に引き続き1区を走り非関東トップの区間10位と好発進した。

問5・1〜2月のレースや駅伝の結果(2×2点):セ.・ソ.(順不同)

→時事問題的な位置づけでした

①誤:1月19日に行われた男子都道府県対抗駅伝3区の区間学生トップは阪口竜平選手である。学生では阪口選手が区間3位、田澤廉選手が4位、𠮷田圭太選手が6位、高畑祐樹選手が7位と区間1桁の快走。箱根に出場できなかった阪口選手がここで鮮烈な復帰レースを披露!

②正:1月26日に行われた奥むさし駅伝で総合大学トップだったのは駿河台大学である。主力選手も起用した日本体育大学と同タイムながら先着できたのはかなり大きいのでは?

③正:2月2日に行われた丸亀ハーフマラソンでは3人の学生が所属地区の学生記録を更新した。自身の東海学生記録(川瀬選手63:54)を塗り替えた川瀬選手(61:18)、関西学生記録(坂東選手62:25)を破った立命館Wエースの今井選手(62:10)と高畑祐選手(62:14)の計3選手。

④誤:2月22日に行われた国公立27大駅伝では横浜国立大学が優勝した。東京工業大学は3位。2位には東北大学が入り全日予選敗退を払拭、またアンカー区間賞で追い上げた柚木選手は横浜国立大学からの院進である。

⑤誤:2月22日に行われたクロスカントリー日本選手権の結果を受けて、浦野選手は陸上日本選手権10000mの出場権を獲得した。

⑥誤:日本時間2月29日に行われたBU last chance meetの5千m heat2では出雲駅伝に出場したことのある選手が3人出場して、全員自己記録を更新した。東海大学の阪口・塩澤選手とIVY選抜で3年連続1区を走ったJORDAN Mann選手。阪口選手が13分29秒、塩澤選手が13分33秒でJORDAN選手は組1位の13分27秒!また彼は3障で阪口選手を上回る8分26秒を持っているので要注目!

 

ここまでが解説でした、最後に解答・配点一覧はこちらです↓

https://drive.google.com/file/d/1BO2dg--JQAlPuvy8M0sgVrCu5_nRzsgt/view?usp=drivesdk

改めて、今回解いてくださった皆さん本当にありがとうございました!