【帝京大学】後期(9~12月)の振り返り/箱根の展望

今年度帝京に関する雑感をブログに2本投稿しましたが、前期末に続いて3本目、いよいよ箱根駅伝当日に。画像の名前が赤字になっている選手が箱根16人エントリーに入った選手です。

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持ちタイム上位16人

○5000m

西脇翔太③13:56.71(21.9.19)

栗田隆希①14:00.04(21.12.5)

大花将太④14:02.80(22.6.4)

小野隆一朗③14:04.47(21.7.3)

柴戸遼太①14:06.83(21.12.5)

山口翔平14:09.47(22.4.30)

<6人平均14:03.39>←14:03.39

福島渉太②14:09.52(21.4.25)

内藤一輝②14:10.39(20.10.24)

北野開平④14:12.22(22.4.3)

塩井広太郎③14:13.15(21.12.5)

<10人平均14:06.56>←14:06.56

新井大貴④14:13.45(19.10.14)

福田翔②14:14.11(22.6.4)

大吉優亮③14:15.07(19.12.1)

大辻頌悟③14:16.36(22.10.2)

林叶大②14:17.53(22.4.24)

藤本雄大14:17.66(22.9.18)

<16人平均14:09.99>←14:10.36

上位10人は変動無し、ただしその後出雲1区を担う期待の藤本選手と今季復活&箱根エントリー入りを果たした大辻選手が14分20秒を切って16傑に入ってきた。

 

○10000m

小林大晟②28:43.71(22.10.22)

小野隆一朗③28:50.22(21.9.20)

西脇翔太③28:57.21(21.11.23)

福島渉太②28:57.49(21.11.23)

柴戸遼太①29:00.47(22.11.20)

北野開平④29:04.83(22.4.23)

日高拓夢③29:19.03(22.10.22)

大辻頌悟③29:20.27(22.10.22)

山中博生②29:20.51(22.11.27)

石川湧月②29:30.64(22.12.24)

<10人平均29:06.44>←29:17.59

山田一輝④29:31.05(21.11.23)

末次海斗③29:31.83(21.10.1)

藤本雄大29:33.24(22.6.4)

福田翔②29:37.33(21.11.23)

大類駿③29:38.82(22.10.1)

大花将太④29:39.47(21.12.25)

<16人平均29:17.26>←29:29.54

後期になって小林選手の28分台をはじめ1万で記録ラッシュ!全体だと依然20位前後だけど、箱根の距離で戦うための基礎スピードとしては最低限伴ってきたか。

 

○ハーフ

西脇翔太③62:25(22.3.13)

北野開平④62:40(22.1.30)

小野隆一朗③62:56(22.3.13)

山田一輝④63:09(22.11.20)

吉岡尚紀④63:14(22.11.20)

尾崎仁哉①63:23(22.11.20)

福田翔②63:29(22.11.20)

新井大貴④63:30(19.11.17)

島田晃希①63:34(22.11.20)

岩本拓真②63:42(22.11.20)

<10人平均63:12.2>←63:42.6

末次海斗③63:59(22.5.22)

元永好多朗④64:12(22.3.13)

針谷咲輝③64:12(22.3.13)

大花将太④64:13(22.7.24)

比嘉良悟④64:32(22.7.24)

中野大地④64:55(22.3.13)

<16人平均63:37.81>←64:15.06

11月20日の上尾で新たに6人が63分台で走る仕上がりぶりで平均タイムも大きく短縮。この6人は全員箱根エントリー入り、本戦でどこまで通用するか。

 

※潜在タイム(1万=5千×2+1分)

小林②、小野③、西脇③、福島②、栗田①、柴戸①

<6人平均13:57.12/28:54.23>

北野④、大花④、山口①、日高③

<10人平均14:00.69/29:01.38>

大辻③、山中②、内藤②、塩井③、新井④、福田②

<16人平均14:04.90/29:09.80>

 

3本柱、各学年、個人的ピックアップ

○3本柱:北野④、小野③、西脇③

北野開平選手小野隆一朗選手西脇翔太選手の3本柱は無事3人とも箱根駅伝16人エントリー入りでまずはひと安心だったが後期始めは気がかりな状態だった。なんと3人とも出雲駅伝を走れず。北野選手については6月に松葉杖をつくほどの故障があって10人エントリーにも入らず、3年生2人も合宿の疲労が抜けずに学内選考で上位に入れなかったための出走回避だった。3人はその週末のレガシーハーフに出場するも上記の事情もあって結果は微妙、同走の創価勢から遅れを取ったが、その後は小野選手は学連で29分1桁、西脇選手は上尾63分1桁とまずまず復調。北野選手は夏に故障していたぶん距離を踏んでいたか。

 

○4年生

富士裾野で躍進の兆しを見せていた副主将吉岡尚紀選手は秋に本格化、出雲の学内選考で14分1桁という仕上がりで出雲2区を担うまでに。上尾でも好走して箱根エントリーも掴み取った。上尾で63分台と好走して箱根エントリー入りを果たしたのが新井大貴選手山田一輝選手の両名。今季はコンスタントに記録会に出場出来ている新井選手は毎年箱根5区の控え、今回は出走なるか。山田選手は昨年度1万で安定した結果を残してきたが、今年度の後期になって調子を上げてきた。大花将太選手比嘉良悟選手元永好太朗選手中野大地選手あたりは随所で光る走りはあったが今年度の箱根エントリーには届かなかった。

 

○3年生

小野・西脇選手の両名以外では後期も末次海斗選手出雲駅伝6区で活躍して、順当に箱根エントリー入りを果たした。他に箱根エントリー入りを果たしたのは大辻頌悟選手日高拓夢選手の両名。昨年度は出走した5千で全て16分超えと苦しんだ大辻選手は前期にこの苦境から脱出すると、後期になって5千・1万で自己記録をマークする好調ぶりで、箱根は6区候補として要注目。日高選手は大辻選手と同じ日程での5千・1万で共に自己記録をマーク。彼は復路候補の一角か?日本インカレ3000mSCで優勝の大吉優亮選手が箱根エントリーにいなかったのは残念。後期になって29分40秒を切った大類駿選手は上尾で65分近くとアピール出来ず一歩届かなかったか。

 

○2年生

小林選手(後述)と学年エースを張る福島渉太選手出雲駅伝3区では唯一の駅伝経験者として奮闘するも、その後はレースに出てこず箱根エントリーもされなかったのが痛いところ、トラブルがあったか。出雲駅伝ではこの学年が中心となったオーダーで、福島選手とともに福田翔選手が4区、山中博生選手が5区で出走した。この2人はその後も福田選手は上尾で、山中選手は日体大1万で結果を残して箱根エントリー入り。また岩本拓真選手上尾で63分台と猛アピールに成功してエントリーへ。来季の活躍が期待される選手としては、29分40秒切りを2回と急成長した石川湧月選手や前期の活躍が光った林叶大選手あたり、距離対応がポイントになってくるか。

 

○1年生

監督の言葉でいうネオ帝京を今後担っていくであろうこの学年、入学時からタイムが良かった選手で順当に伸びてきたのが柴戸遼太選手出雲駅伝出走は逃すも、学連1万ではチーム最上位の29分ちょうどで走り、箱根でも往路候補に挙げられる学年エース格。尾崎仁哉選手は前期から長い距離を中心に躍進の兆しは見せていたが、上尾でも好走して箱根エントリー入り。上尾ではもう一人、島田晃希選手も63分台で走り、監督から楽しみな選手として高評価を得た。ポスト遠藤選手として前期から期待値が高かった藤本雄大選手出雲駅伝1区の大役を担うも、チームで唯一最速組で走った学連1万を外すと箱根エントリーも逃してしまったのが惜しまれる。元々5千の持ちタイムが良かった栗田隆希選手山口翔平選手も29分台では走れるようになったほか、多くの選手に成長の兆しを感じるこの学年は今後黄金世代となりそうで楽しみ。

 

○個人的ピックアップ:小林大晟選手

出雲駅伝の10人エントリーに名前が無かったときはショック、どうしたのかと思っていたら夏に故障していたとのことだった。しかし、10月22日の1万では28分43秒とチームトップの快走を披露!その後11月は再びレースに出てこずまたも心配だったが、無事に箱根エントリー入りは果たせたのでひと安心。北野選手と同様に夏に距離を踏めなかったぶん11月にカバーしていたということか。前回は調子を落として出走出来なかったが、彼は2区・4区・8区以降とタフな区間を計算できる存在、果たして彼の出番はどこで?監督が「面白い駅伝をしたい」ということで、そういった状況を作れるポテンシャルがある山上りの適性が彼にあって、当日爆走するという展開になれば面白いなと。

 

9~12月の振り返り

9月9日:日本インカレ

大吉選手が3000mSCで8分41秒と大学記録を大幅に更新する快走、そして優勝!彼がこれだけ良いなら・・・ということで他の選手の成長も楽しみに感じられた。

9月18日:日体大記録会

3本柱の選手を除く多くの選手が出走して、藤本・吉岡・山中・日高選手が自己記録を更新、ここでの上位6人のうち柴戸選手以外は出雲駅伝出走まで漕ぎ着けた(もう一人は末次選手)。この時点では11月に躍進する選手は読めず。

10月1~2日:日体大記録会

1万では大類・田中選手が29分台の自己記録を更新。前期に復活した大辻選手は5千で14分20秒を切ったのが感慨深い。他にも岩本・日高選手も5千で自己記録更新ということで、スピードの成長が箱根エントリー入りに繋がったか。

10月10日:出雲駅伝

総合11位2:15:40

1区藤本①15位24:06 通過15

2区吉岡④11位16:15 通過13

3区福島②10位24:59 通過13

4区福田②9位18:57 通過11

5区山中②11位20:16 通過11

6区末次③9位31:07 通過11

(補欠)西脇③、柴戸①(エントリー)大花④、小野③

結果だけ見れば関西学院にも後塵を拝する惨敗、小野・西脇選手をも外して育成と経験に振り切ったにしても、もう少し良い位置と区間順位で戦いたかった。ただ、ここを走った大学駅伝初挑戦の5人のうち藤本選手を除く4人は箱根エントリーまで果たせたのでこのオーダーは良かったと言えそう。この4人にはここで大舞台を経験したことを糧に箱根路でも活躍してほしいところ。

10月16日:レガシーハーフ

出雲を走らなかった3本柱+柴戸、田中選手が挑戦。小野選手がチームトップも、その前に創価勢が多く先着していたということでこの時点ではチーム状況が心配されたが、3本柱+柴戸選手はその後きっちり箱根エントリー入りと、この大会が復調の第一歩となったか。柴戸選手については主力候補として出雲を回避してでも一度ハーフを経験させたかったという狙いがあった説?

10月22日:平国大記録会

主力の一角、小林選手が28分43秒の快走で持ちタイムチームトップへ、そして日高・大辻選手が同走で29分20秒前後の大幅自己記録の好走!この3人は以後はレース不出場も箱根エントリー入り。他に石川選手の急成長、山口選手の初29分台、後に箱根エントリー入りの山田選手は30分1秒。

11月20日:上尾ハーフ

ここで帝京の距離への強さを発揮!63分台を一挙に8人輩出、この8人は全員箱根エントリー入りとかなり重要な選考レースに。外からはこれまで目立った躍進の気配を感じなかった島田・岩本選手には驚いた。その後は大花選手の64分少々以外は65分以降とかなり前と空いてしまったのは来季への課題か。

11月20日:学連1万挑戦会

9組では主要区間候補と言える小野・柴戸・末次選手が走り、前者2人が29分少しと条件を考えればまずまず好走。末次選手も復路候補としては及第点か。この3人は箱根エントリー入り。唯一最速の10組に挑戦した藤本選手は30分超えと苦しみ、箱根エントリーも逃すことに。8組では林・山口選手が更に自己記録を更新。

11月27日:日体大記録会

山中選手が唯一出場し、29分20秒でまとめて箱根エントリー入りへ。1人だけ別日程だった理由とは?

12月3日:法政大競技会

1年大谷選手が唯一出場し、14分44秒。彼はその後年末に29分台をマーク。

12月17日:国士大競技会

11組に4年藤尾選手と来季の活躍に期待したい鎗田・大類選手が出走、鎗田選手が14分半切りと頑張った。

12月24日:法政大競技会

来季の活躍が期待される2年生以下が大活躍!2年生は野村・高島・石川選手が29分台、そして1年生は栗田選手がようやく29分台。他に先述の大谷選手、30分1桁では細谷選手とどんどん頭数が増えてきた。

 

箱根駅伝16人エントリー分析と展望

○エントリー選手の9月以降のレース出場歴と区間登録状況

新井大貴選手④:11.20上尾63:34→5区

北野開平選手④:10.16レガシー65:33→補欠

山田一輝選手④:9.18日体大14:39.20→10.22平国大30:01.19→11.20上尾63:09→補欠

吉岡尚紀選手④:9.18日体大14:23.93→10.10出雲2区→11.20上尾63:17→7区

大辻頌悟選手③:9.18日体大14:44.94→10.2日体大14:16.36→10.22平国大29:20.27→6区

小野隆一朗選手③:10.16レガシー64:23→11.20学連29:03.98→1区

末次海斗選手③:9.18日体大14:33.96→10.10出雲6区→11.20学連29:44.89→9区

西脇翔太選手③:10.16レガシー66:22→11.20上尾63:05→2区

日高拓夢選手③:9.18日体大14:27.08→10.2日体大14:20.04→10.22平国大29:19.03→10区

岩本拓真選手②:9.18日体大15:11.58→10.2日体大14:29.14→11.20上尾63:42→3区

小林大晟選手②:9.18日体大14:34.14→10.22平国大28:43.71→補欠

福田翔選手②:9.18日体大14:23.07→10.10出雲4区→11.20上尾63:29→補欠

山中博生選手②:9.18日体大14:25.26→10.10出雲5区→11.27日体大29:20.51→8区

尾崎仁哉選手①:9.18日体大14:29.54→10.1日体大30:10.84→11.20上尾63:23→補欠

柴戸遼太選手①:9.18日体大14:19.83→10.16レガシー65:58→11.20学連29:00.47→補欠

島田晃希選手①:11.20上尾63:34→4区

○1次区間オーダーまとめ

小野③~西脇③~岩本②~島田①~新井④

大辻③~吉岡④~山中②~末次③~日高③

(補欠)北野④、山田④、小林②、福田②、尾崎①、柴戸①

○エントリー16人の分類

11月上尾経由組8人:西脇・山田・吉岡・尾崎・福田・島田・新井・岩本

11月1万経由組4人:小野・柴戸・末次・山中(27日)

10月でレース最後組4人:北野(レガシー)・小林・大辻・日高(以上平国)

このように分類できそう。これからどんなことが言えそうかというとそれも分からないが、レガシーを走った4人と小林・末次選手が主力で平地の重要区間に入りそうと見るのが自然で、特殊区間を除く残りの区間は上尾組からの抜擢か。野暮かもしれないけど当日変更を考えてみると、

3区柴戸①、5区小林②、8区尾崎①、10区北野④

癖というか願望強めで的中第一とは言えない妄想なので色々と申し訳ないですが・・・展望も兼ねて以下につらつらと。

○往路

1区小野選手は実績のあるスターター、ここは不動だし悪くとも1桁順位では繋ぎたい。小野選手で無ければ2区は西脇選手しかいないか。今季は主要レースに調子が合わないこともあったが通年練習はできているはず、なんとか粘りたい。3区は期待の柴戸選手で。彼には往路を4年間担い続ける本格派エースになってもらいたい。4区からは面白い駅伝をしたいということで、サプライズ枠として島田選手を変更無しで抜擢。距離に強いという彼で浮上できれば今後に向けてかなり大きいが、誰を起用するにもここから反撃を始めることがマスト。5区は新井選手でも良いけど、面白い駅伝ということでここも意外な起用がみたいなということで小林選手を。ここで大きく浮上できたらシードが見えてくるが、彼に相当な適性があることを願ってみる。71分台で行きたい。

○復路

6区は大辻選手でスタート、サブで山田選手がいるのは心強い。7区吉岡選手も攻めて区間8位ではまとめたい。8区は1年生ながら長い距離で存在感を見せている尾崎選手に頑張ってもらい、9区末次選手には上位を期待したいところ。アンカーには北野選手を残した。主将の意地で、シード争いを繰り広げていたらそれを制する走りを見たい。

 

1年生3人という異例なオーダーになってしまったけど、ネオ帝京ということを掲げているし、面白い駅伝をしたいということで、将来主力世代となる1年生に賭けるのもありなんじゃないかなと。順位としては、どんなオーダーになろうが走力だけだと13~15位くらいだと思うので、5区での爆走などどこかで想像を超える走りをすることが必須になるかな・・・と。1区間でもそういう走りが出来ると9位あたりが見えてきそう。どう考えても今季よりも来季というチーム、ここを凌げればかなり大きいと思う。13分台ルーキーが来季入学するという噂もあるし・・・下馬評は低いけど、中野マジックが炸裂することに期待したいです!

19)【2022→23】忘年会/実感無き新年

あけましておめでとうございます。

自分のツイートやこのブログを見てくださる皆さん、いつもありがとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

 ということで、2023年を迎えました。個人的には、年を越した実感は今までで一番無くて、ワクワク感もさほど無くて。卒論で最近バタバタしすぎていつの間に年末を迎えていたこと、依然続く卒論が心の奥でプレッシャーになっているからかなと。箱根駅伝の16人エントリーすらちゃんとは把握出来ていないし、関連の記事もあまり読めていないし、データベースの更新も追いついていないのが現状。そして、年末最後の2日間は大掃除をしていたからかアレルギー性鼻炎が勃発、気分としてもあまり乗らない年越しでした。

↓年越しは毎年どん兵衛カップ麺。

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 しかし、2022年の1年間を振り返ると、後悔する部分は当然あれど全体的にはすごく良い1年間だったと思っています。漢字一文字で表すなら、「」かなということで、色々な人、特に部活と研究室での出会いやコミュニティによって彩られた1年間だったと感じています。出会いという部分では上半期と下半期、それぞれで新たに出会った存在がとても大きかったです。ちなみにこの「彩」は彩りだけでなく、部首のさんづくりと左側の部分それぞれにも一応の意味は含ませていますが、これ以上は割愛で。さて、12月の近況を振り返っていきます。

 

 まず走る部分については、11月初めから続く腸脛靭帯の違和感が休んでも抜けず、新年を迎えてもなお時計の針が止まっている状態。12月初めの学連競技会にはエントリーすらせず、同期の移動手段として現地には行ったけど、比較的悪条件で記録が出なかった(=記録での部内の序列がほぼ変わらなかった)ことに少し安堵してしまっている自分がいた。その1週間後から始まった縦断駅伝練習にも未だ参加できる状況ではなくて、今のところここ2年と同じことを繰り返している自分が非常にもどかしい。先が見えないし、卒論もあるしでかなり辛い現状だけど、縦断駅伝を見据えて、3千9分4秒を出せたあの頃の状態を目指して、めげずにコツコツと出来ることを積み重ねていきたい。

 次にいよいよ佳境を迎えている卒論。調査自体は終わっていて、集計・考察の方向性が定まって、あとは集めたデータをひたすら集計・分析していくという、やることとしては非常に単純な作業のみ。ただそのデータがとっっっっても膨大すぎる。そして先月はただそれをこなせば良いというわけではなくて、月末に中間発表があったのでそのスライド作り、そして1月真ん中までに卒論の初稿を提出とも言い渡されて、その3つを同時進行しないといけない状況に。中間発表のスライド作りはとても頑張って、結果研究室内では一番と我ながら思えるクオリティのスライドで発表が出来たのは良かったと思う。ただし、このスライドでの進捗報告は集めた全データのうち僅か8分の1ほどしか反映出来ていないもの、つまりまだ8分の7の集計は終わっていないということ。卒論発表が2月中旬、その後に卒論提出ということを考えると1月20日くらいまでにはデータの集計は終えて、1月の残り10日ほどでそれを分析していかないといけない。かなりキツいけどやらねば。箱根駅伝を終えたら覚悟を決めて・・・ちなみに、研究室内で中間発表の練習があった日の前夜(12月21~22日)は、自分も含むその日の発表者の3人中3人がオールしてスライドを作っているという異常事態。ひとまず仕上げて風呂と朝食のために朝7時に一旦帰宅したときにはとてもフラフラだったし、自分以外の2人の発表はカフェインも効かないほど眠すぎてとても聞ける・意見を言える状態では無かった。東海オンエアの寝たら即帰宅の旅では3日もこんな疲労と戦っていること、そして4回中3回完走したりょうくんの凄さを思い知らされました。しかし、卒論に関わる一連の作業自体は時間にさえ追われなければあまり苦では無いかなとも。

 こんな先月だったけど、卒論の合間に3つの忘年会に参加したのが息抜きにもなったしとにかく楽しかった。近年の情勢ということもあって、居酒屋に行く忘年会は初めてだったので、尚更一つ一つが思い出になりました。

①12月15日:市駅伝学区チーム

忘年会一発目。我が学区は今年の大会をもって監督が変わり新体制に、その一発目の行事でもあったこの忘年会。来年度は本番だけでなくて、リレーマラソン等にも出て親睦も走力もということで楽しみですね。自分の役割としては縦断駅伝を走るレベルの他チームのエースと相まみえて泥を被ること。従来の市内の海・山・街を巡る15区間に戻ることを祈りつつ、自分以外の14人に頑張ってもらって久々に優勝を味わえれば!どうやら新年会もしたいらしいけどどうなるんだろう?今回はアルコールを5杯摂取したけど全然平気、それよりも料理でかなり腹が一杯になったのがキツかった。

②12月20日:ゼミ

忘年会二発目はとにかくしんどかった。先述の通り22日の発表練習に向けてスライドを作っていたけど、その日にあったゼミ発表が自分のターンだったということでその準備に当日昼まで追われる。前夜は3時まで起きていたし、朝は7時半起床→9時登校→12時半にようやく資料完成→13時ゼミ開始という睡眠時間4時間半のスケジュールでゼミ後に飲み会を迎える。この日は2杯目でもう頭がふわふわしてきて、途中にトイレに行ったときにはトイレスリッパを履いたまま自分の席に戻ってくるという大失態をかますわ、自分の席から離脱してテーブルと壁の間に顔を挟むわ、散々なことに。アルコールの摂取量は確か5杯+緑茶、記憶は辛うじて保つも初めて飲み会で潰れた。学校で2次会になったけど、そこまでの道のりもとてもフラフラ、3人で手を繋ぎながらなんとか戻ることに。にしても自分以外にもヘロヘロな人は多かった・・・みんな頑張ってるということですね。疲れている日に飲み会はやるものでは無いことを痛感。ちなみに2次会ではもう酔いは醒めて、夜中2時頃、元気に40分かけて家まで歩いて帰宅。

③12月23日:個人的3人

個人的な飲み会はこの日が初めて。部活の同期と研究室の後輩(Aとしておきましょう)と。会話の中心となったのは恋バナ、酒の勢いもあって中学時代の話から徹底的に掘られていく。そして現状と今後に向けての方向性の決断。とても難しいな・・・と感じるけど少し動き出しはしてみよう。そしてこのときに知って驚いた新事実が、部活の後輩とAが同じ中学高校の同期で、お互いにお互いの進学先が初耳だったということで、これは次に内陸に練習しに行くときの会話が楽しみ。今回のアルコール摂取量は確か7杯。このときは潰れずに元気に歩いて帰宅していたところ、後ろからタクシーの運ちゃんが声をかけてきた。なんと自販機のジュース1本で家の近くまで送ってやると言われて驚きながらタクシーに乗車。運ちゃんは中学の同期(あまり面識は無いけど)の親ということが判明、実家暮らしだと世界はやはり狭い。雪で道のりがキツかったのでとても助かりました。

 

 といった忘年会も経て、瞬く間に新年へ。今年も良い1年にしていきたいです。完

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~雑談集~

○2年連続で玉簾の滝へ。とにかく寒いけど、やはり心は洗われる感じはする。その後の昼食は廃校カフェにて。いかにも自分が大学で学んでいる地域創生に通ずる部分を感じられたし、バタチキカレーは量も味も満足ものだった。

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○今年もやってきた雪のシーズン。毎年のことだし、どこかで必ず雪に苦しむことになるのに初雪だけは何故か毎年興奮してしまう。そしてその大雪は思ったより早くに襲ってきて、12月19日。新潟で立ち往生というニュースもあった日だけど、ここでも午後3時頃から僅か8時間で恐ろしい量の積雪に・・・研究室での作業後に帰宅しようと思ったら車の上部にも側方にも進行方向にもとんでもない量の雪が。除雪を試みたら、思ったよりもすんなり出ることに成功。帰宅難民になったかと思ったけど新雪のおかげで助かった・・・そして実家ということで帰ったらご飯や風呂が用意されているというありがたみを改めて感じて涙が出そうに。除雪開始後車内がエンジン臭くなってすぐにエンジン周りを先に除雪、放置し続けたら一酸化炭素中毒に繋がりそうで怖かった。この翌日が先述の忘年会②だからそりゃ潰れるわ。

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○最近流行り?なAIイラストメーカー、画像をAIでイラスト化するものだけどその精度が凄い。自分が写っている画像をイラスト化させてみると美化されつつ似た姿が描かれる。

↓この画像、自分の美化版としてそっくりですよね??笑

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ちなみに検討でおなじみの岸田氏をイラスト化させようとすると、どんな画像でも”複雑な画像のため・・・”と表示されてイラスト化出来ず。何か圧がかかっているのでしょうか。

○今年もクリスマスは家族で過ごしていた(寂しい・・・)けど、危うく死ぬところだった。というのは、買ってきたチョコケーキにアレルギーであるくるみが入っていたこと。おそらく大学入学後初めてくるみが体内に入ったはず。喉がイガイガ・・・しかしそれ以上は酷くならず経過したので助かった。スイーツ系は成分表示をちゃんと見ないとですね・・・

○冬休み前後の弟との息抜き3連発

①カラオケ:1か月に1回ペースで行きたくなってしまう。忘年会③の翌日だったからか、終始普段より点数が3~5点ほど低かったのが残念なところ。弟はドライフラワーで90点を超えていたのがすげえ。カラオケで初めて食事を頼んだけど美味しかった。

②ドライブ:29日。突発的に思いついて海を見よう(なお荒天の模様)ということで新潟方面へ。結果村上市の中心部までを往復することになり、3時間ほどぶっ通しで運転し続けたら普通に疲れた。

③WiiSportsResort:2008年発売のWiiソフトですね・・・いつ以来だよ!というほど久々に思い立ってプレイ。チャンバラやウェイクボードを2人でやっているところを撮られた動画がとにかく笑えた。そしてハッスルしすぎて暑くなった。

Pokemon GOを1年ぶりに再開。知らないポケモンが増えていた。にしても、自宅から動かずともポケストップとジムがあるのですごく恵まれた環境だと思う。

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○研究室では後輩たちとの関わりが息抜きになっています。先述のAとはやたらとヌメロンをやってここまで5勝1敗、前回対戦では1E1Bの状態から”ちんすこう”を言い当てる快挙。もう一人(Bとしておきましょう)とは、何故か先述の中間発表の練習日の昼休みに公務員試験模試の数的処理の問題を一緒に解くという。ノー勉だと普通に難しい。AもBもいつかのブログで面白い後輩として言及はしています。とある感情が少しBにも出てきたように感じる最近この頃。

○1月14日には27大駅伝があります。が、実際どうなるかは知らないけどどうやら弊学のオープンチームの名前が・・・?自分は絶賛卒論に追われているので出ませんが、乞うご期待?

18)【🥉×3】停滞と奇跡と刺激

こうしてブログを定期的に書くようになってから1年が経ちました。早いですね…自分の歩みを後々見える形で振り返ることができるように、ここに綴ることを意識しつつ日々を実りがあるものにするためにというのを当初は思い描いていました。だけど書いたものを後々見返すのもなんか恥ずかしくて出来ていないし、ここで掲げた目標を有言実行出来ているとも全然言えないけど。ただ日々の実りという部分では…こんな自分に関わってくれるみんなにはただただ感謝しかないです。ということで、全日本が終わってからの自分を振り返っていきますか。

 

怒涛の3連戦を終えて一旦休み、さて練習再開!と思ったけど、その初日、クロカンで軽くジョグしてたら腸脛靱帯に違和感が。何故だよ!治療にも行っていたのに!…ということで今月の計画が早くも狂うわ、3年連続11月に故障するわ、前回のブログで挙げた目標を史上最速で破るわ。先月に一旦練習を中断したときの左臀部に通ずる部分ではあるよなぁ…週末にはベーダー駅伝があったし、棄権は出来ないので、そこまでは30分前後走ったり走らなかったり様子を見ながら繋いだけど良くなりそうな気配は無かった。

そんななかで迎えたベーダー駅伝、今月はセンゴ→3千→5千とアプローチしていくことを考えていたので、今回はその中間点、3キロの2区です。(去年は1区10キロを走る予定だったのが走れなくなってエラいことになったなぁ…)万全だったら9分20秒以内では走って月末の15分台やその先に繋げるつもりだったけど、それどころじゃなかったので出力しすぎず10分±30秒というガバガバ設定で。

1区を走った"知人"から4人の集団で襷をもらってすぐにアクシデント、なんと襷が解けてただの縦長な布に。再度穴に結び目を通して襷の形に戻して掛けるまで約500m。ただそのおかげで図らずとも当日のレースプラン通り突っ込まずに入ることができたのは良かった。でもGarminを見てみたら3分40秒ペースとの表記、さすがに焦ってペースを上げたら集団はあっという間に後方へ下がり一人単独走、前が点々と見える状況。そんな最初の1kmは3分11秒、その後は前を射程に捉えながら3分9秒、9秒で3kmまで押し切れてしまいました。トータルは3kmより少し長く9分37秒、しかしこの状態ながら思った以上のタイムで走れたし、序盤を抑えて最後までイーブンで押し切るという今までやったことの無かった走り方で成功体験を作れたのが収穫でした。距離が伸びてもこうした走り方が出来るように今後鍛錬していきたいですね。おまけに区間順位もなんと3位、前にいた人を抜くのも気持ちよかったし、美味しいところをもらえた感じでした。

そして余談、今回我が大学から複数チームを編成していたなかで後輩チームと争った結果、2〜5区は全勝ちなのに1区のビハインドだけでトータル負け、集合写真(?)が彼の土下座というのは笑いました。でも、今の自分もこんな状態だし誰が走っても…というなかで彼は泥を被ってくれたのでした。

分かってはいたけど腸脛へのダメージは増して翌日は階段の昇降すら違和感がある状態に。治療に行ったら、腸脛靱帯が炎症を起こす寸前と言われてランオフへ。ここからはウォーキングやバイクを日替わりでやりながら卒研など淡々とした日々を過ごしていくなかで、突如奇跡が起こったのです。

先週金曜のバイト、21時を回ってからの6人の来客。上がりが遅くなるじゃん…と心の中で嘆いていたけど、なんとその中には2008北京五輪4×100mR🥈(当時3位)の一員、朝原宣治さんがいたのでした!!なんてことだ!そういえば競技場の張り紙で朝原さんが我が地元で講演するというのは見かけていたけど、まさかその後の打ち上げ?で我がバ先に来るとは…!周りの人から挨拶しちゃえ!など後押しされて、ツーショットとサインを頂いてしまいました。(とっさで予想外すぎて、たまたま持っていた落書き帳に…笑)そして本当に気さくなお方でした。ただの平凡な1日だったはずが、一瞬で人生に一度レベルの貴重な1日に様変わりするなんて。人生、何が起きるかわからない。この日の収入の4500円はとんでもない付加価値と共に。朝原さん、本当にありがとうございました!!

その2日後には県女子駅伝が行われました。男子の縦断駅伝と同じチーム割りなので、距離は短いけどいわば女子版の縦断駅伝。我がチームの一般区間は全て自分の同期が占めました。そしてそのメンツも、実業団経験者、全国高校駅伝の強豪校出身者、富士山女子駅伝経験者という超豪華な布陣。そんな彼女らは思ったよりも強く、下馬評以上と言える3位入賞にはとても刺激を受けました。元々自分の同期は男子も女子も人数が多く黄金世代でした。今は人数も減ってしまったけど、地元に残って競技を続けているこの世代の一員として自分も彼女らに続いていけるように頑張らないと!

 

というわけで、n度目の故障の最中に起こった奇跡、そして同期の活躍。にしても大雨暴風の1500mも組3位、全日本で推しの青学も3位、そして今回の出来事も"3位"が関連するという偶然よ。最近は色んなことも含めてモヤモヤした感情ばかりが渦巻いているけど、その中で自分をプラスの気持ちにさせてくれた出来事や頑張りには本当に感動、そして感謝です(⚽️も🇯🇵が🇩🇪に勝利!)。これらをバネにして頑張りたいところだけど、焦らずに出来ることから。臀部と内腿が弱いのでまずはそこを。記録会は捨てて15分台は来年へ持ち越し。でも目先の記録より大事なのは縦断駅伝、まずは練習会に参加出来るように脚を整えていければと。と、その前にMARCH対抗戦で英気を養わねば!笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜雑談集〜

○ベーダー駅伝の前、心と身体のリハビリだ!と意気込み、地元の一番好きな場所で紅葉を見てきました。いよいよ始まる冬はどうせ悪天候、今年こんな快晴を見れるのもあと何日でしょうか。

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○遂に運転免許証が緑色から青色に変わりました。2時間の講習はとにかく長くてお尻が痛すぎた。車を持ってからの1年4か月の間に雪壁や電柱に3回ほどぶつけて自滅してしまっているけど、他人が絡む事故だけは起こさないように気をつけて、次回の講習は30分で終えられるように。

○なんとも珍しい、この時期になって我が学部内の陸上部に新入部員が。学年も種目も違うしこれからはオフシーズンになるけど、仲良くしていきたいですね。

○ポテトメロン関係3連発

①息抜き&自分の勉強と思って作っている男子大学駅伝でセンター試験の問題も9割方は完成、あとはこれから開催される駅伝の結果などを盛り込んでいきます。

②卒研で必要なデータ分析の一つの手法である重回帰分析、その勉強も兼ねて駅伝の区間順位と総合順位の相関性を題材にしてみたらちょっとハマってしまった。

③そろそろデータベースで扱う大学数を増やしていきたいですね〜本業に支障を来さない範囲で合間を縫いながら。

○某モヤモヤについてはなるべく考えないようにしたいけど、宝くじで高額当選するくらいの奇跡と思って向き合ったほうが気は楽ですかね。でも、虚しいぞ…(笑)誰か、自分と同じ組織に所属している程度の関わりしかない異性すら軒並み可愛く感じてしまう現象に名前をつけてください。もしも自分を求める存在がいるのなら(んな訳ないけど)どうなるのでしょうか。

 
 
 
 
 
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17)成熟即ち蚊帳の外/誰かのためじゃないと頑張れない

16)から続きます。

potetomelon.hatenablog.com

 我がチームも新体制となりはや1か月超、次の目標に向かってここまでは割と良い流れで来ているんじゃないかなと”外から”見ている限りでは感じています。だけど・・・

今のチームの方針が気に入らないとかそういうことでは決して無くて、ただチームとして動き作りや勉強会等々を実践していくという流れが出来そうななかでほとんどそこに加われないというのが1つ目。普段は100kmも物理的に離れているし・・・そういった部分で蚊帳の外にいる感じ、チームの結束という部分で今後取り残されてしまいそうな感じがしてしまう。じゃあお前ら来いよ、というのがど正論。それは分かっているし、そうするしかない。けどなかなか。にしても3年生のときまではここまで綿密なミーティングをしていた記憶が無いし、今年度になってこんなにも組織として成熟してきたんだなと感じています。その運営に関わってきたみんなの力量にはただ感心・感謝するばかり。だけど一方でその成熟度が増すほど蚊帳の外にいる感じも増してしまうという個人的なジレンマ。自分たちで出来ることをやって向こうの面々と会ったときにはあっと驚かせる、刺激を与えられるように努めていくのが必要なことなんだと思います。なんとかこの複雑な心境と向き合わないといけないです。

 

 2つ目としては、表題通りだけど”誰かのためじゃないと頑張れない”ということを身に染みて感じてきたこと。青学の大エース近藤選手が発言していたことで、去年は飯田選手、今年は宮坂選手のために。にしても彼の激走は本当に見ていてアツくなってくるものが・・・自分にとって、その”誰か”というのが誰かというと、大会や精神状態、またその人との関わり方次第で日々移り変わっているけど、その中心となっているのは近くにいる1人と遠くにいる3人かなと。そしてこの4人はみんな自分のなかで勝手に心のよりどころと位置づけている大切な存在。奥羽のときの横手焼きそばが神メンツだったのはこの面々が集結していたからなのでした。

その中でも自分のモチベを大きく左右してきたのが、何度か言及している後輩の存在。5月中旬から9月まではその”誰か”はずっとこの後輩が占めていたと思うので。ただやはり選考会が終わると一つ区切りとなるところ、懸念通り(先述のこととも関連するけど)向こうとの繋がりが薄れたように感じてきていること。そして自分からその後輩への精神的な部分での依存度を減らそうと意識しはじめたこと。そういう意味で、頑張るための”誰か”を見いだせないことが増えた結果、気力の低下へ。とは言いつつも奥羽で久々に会えばやっぱりと思ったし、そこらへんが本当に不安定。出雲・箱根予選・全日本と終わったし、そういった類の雑談もしたいなとは思いつつも、自分にも余裕が無くてなかなか。こういった部分での自分のコントロールとモチベーションを見出していかないと・・・

 

 という訳でいまいち頑張る気力が出てこないのが最近の自分です。だけど治療で身体の歪みは取ったし、そろそろ走り始めないと。動き作りや、厚底やドラゴンフライの負荷に対応するための補強や体幹といった走る以外の部分を今一度見直さないとといったことは痛感しています。引き続き学校関係の忙しさと対峙することになると思うけど、自分なりのペースであまり慌てずに練習や精神的な部分と向き合っていければと思います。そして、ここ2年とも11月に故障しているのでそれだけは本当に気をつけて。多少過剰でも休むことは常に選択肢に残しておきたいです(やる気の問題とかではなくて)。レースとしては、今週末にベーダ―駅伝2区(1年前のブログの”責任感”云々の・・・)、月末に県長距離記録会5千、来月初めに学連競技会1500mor1万とこなしていければと。その後には縦断駅伝の練習会の季節がやってきて、嫌でも距離系の練習をこなすことになるので、その分今月はややスピード寄りで組んでいければと。

 色んなことを日々感じながら過ごしているけど、そういったことをブログにまとめると自分の思考を整理できて良いなとつくづく感じますね。今年もあと2か月を切ったところ、故障なく駆け抜けて新年を迎えたいです。完

インスタのリア垢でも貼っておきますね。

 
 
 
 
 
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16)多忙時々復調/22歳

個人的な無念を残して終えた全日選考からはや1か月超が経過して本戦までもが終了、チームとしても新体制でスタートしているなかで自分のこの期間を陸上を中心に振り返ってみます。10月は縦断駅伝2区間出走を見据えて、29・30日の奥羽横断駅伝&地元の市駅伝の連戦をまとめることを目標に練習していました。

 

<選考会後~出雲駅伝

 選考会翌日。個人的な無念晴らし、そして新チームの背中を押せればと一人で3000mTTを敢行。結果9分37秒と完調にはほど遠かった。これでは仮に自分が選考会を走ったとしても34分半程度でしか行けなかったな・・・と現実を叩き付けられた瞬間。ただこのときはかなりモチベも高かったのでその後も頑張っていけた。10月を迎えてからは地元の市駅伝の練習会も週1で始まり、それにより水木連日ポイントというスケジュールを組んだり。そのなかで1000mレペをMAX2分52秒、16000mPR3分34秒平均などスピード・スタミナともに徐々に復調を感じられるようになってきました。しかし、出雲駅伝も終わって次の水曜日の市駅伝練習でのロードPR、最初を突っ込みすぎたとはいえ大垂れ&左臀部に違和感を覚えることに。今思うとコロナからの復調を焦って練習を詰め込みすぎていたのかも。

 

出雲駅伝~誕生日>

 そこからの1週間はポイント練習はスキップ、ジョグも1日おきと疲労抜きに重きを置いていました。この期間にあった個人選も回避したけど、ここを休んだことが結果的に奏功。休養明けの12000mPRを3分27秒平均で走れたのは自分でも驚いたし、再び復調に向かっていけた。そしてこの間にあった特筆すべき話題、それは同期が初マラソンに挑戦していきなり2時間50分9秒で走ったこと。自分も彼のサポートをしていたけどとても感動したし、刺激を受けたと同時にマラソンでは彼に敵わん・・・と。インカレ入賞・縦断駅伝2区間出走の”知人”、マラソンほぼサブエガの彼が近くにいるなかで何か自分に特筆した実績があるのかというと・・・それを作れるように頑張らないといけないと思えました。

 

<誕生日~2連戦>

 2連戦の週末まであと1週間、10月24日の誕生日を前に研究室の多忙に襲われることに。25日のゼミ発表に向けた資料作り、研究の進捗を生むことに奔走。ポイントどころかジョグすらも22~24日まで出来ず。今年の誕生日は研究室で1日中過ごしていたけど、そのなかで思わぬプレゼントや即興サプライズが展開されてとても嬉しかったのです。研究室のみんな、ありがとう。この日の夜は研究室のハイスペックな後輩とカラオケに行ってました。この翌日はゼミ、そして3年生の歓迎会。件の彼は9月に引き続き泥酔、やたらとボディタッチを求めてくるあたり人間味を感じて面白いですね。どうやら自分は彼にとっての面倒見の良い先輩ランキング1位だそうです。あざす。ちなみに彼が作ってきた激辛麻婆豆腐はその場にいたほぼ全員を震撼させていました。

・・・というわけで22歳を迎えました!研鑽、繋がり、感謝をキーワードにまた1年間頑張っていく所存です。これからもよろしくお願いします。

 さて陸上の話に戻すと、ゼミの日の朝にこれでは不味いと少しだけ走って無理矢理リズムを取り戻す。市駅伝練習でのロードでの刺激走を2.6km8分25秒でこなし、いよいよ連戦へ。

○奥羽横断駅伝4区10.1km(9.76km)33’09”区間10位

序盤3分の2で130mほど上り、残りでその分を下る難コース。下り部分で切り替えられるように序盤は無理せず3分半くらいで刻もうと考えた。しかし上りの後半で3分40秒以上を要し、下りでは差し込みがきて追い込みきれなかったのでやや不完全燃焼感。でも復帰戦としては及第点は付けられると思った。

 選考会以来久々に会った後輩たちとは、チームのこととか色んな話が出来て良かったです。毎年恒例の昼食で横手焼きそばを食べたときの席は個人的に超神メンツでした。名残惜しくも、そして2日目のサポートがカツカツになることを申し訳なく思いながら帰途に、そして市駅伝へ。

○市駅伝5区6km(6.32km)20’59”区間5位

縦断駅伝を争う面々が揃うエース区間。アップのときは前日の疲労で重たかったけど走り出してからは気にならずに楽しめた。縮小開催で公園内周回、雨上がりに落ち葉やカーブばかり+序盤を突っ込みすぎてスピードを維持できず、平均タイムは微妙。でも区間5位とだいぶ縦断メンバーと張り合えるようになってきたことは収穫だった。

 3年ぶりに市駅伝を走れたのはやはり楽しかったし、来年は元通り市内60km超を15人で繋ぐ形に戻ってくれればと。自分はエース区間で泥を被り続けます。打ち上げの飲み会ではなかなか濃い話を聞くことに。動き作りは大事。小学生の活動に混じらないか?と誘われて、確かに地元に残っている以上大事にしたい地域貢献ということにもなるし、自分のスキルアップにも役立つしな・・・と思案中。

 

<連戦後~全日本>

 2連戦のあとは疲労を考慮して2日間は休んでいました。しかし、練習の一環で11月3日にもう一つ1500mの記録会を入れていて、前日に600m刺激を1分37秒。ここで1000mをガチで走れば2分45秒ではいけそうな手応えを得て本番へ。4分15~20秒あたりを狙っていました。しかし、そこで待っていたのは風速7mの暴風と大雨。スタートしてから誰も出なかったので、記録を狙うためにはと思って1000mを前で走り続ける。しかし通過は2分55秒と想定より遅く、間もなく後続に差され、垂れて万事休す。最終的に4分30秒すらも切れず・・・これだけ走った意味すらも見いだせないレースはなかなか無いし、とにかくムカついたの一言。もしかしたら疲労が抜け切れていなかったのもあったのか。真面目に反省するとスピード持久力が無いということかなと。

 

 ということで現在まで追いつきました。この期間は色々と良し悪しがあったけど、自分が頑張る気力としては前半は高く、後半は低くなっていきました。1500mのあとの3日間は表向きは疲労を今一度取るため、だけどやる気が出なくなったというのもあって走っていないのが実情です。しかしやる気が出てこないのには思い当たる節が2つほどあって・・・次回、17)へと続きます。

potetomelon.hatenablog.com

15)【9月〜全日選考】好事魔多し

いよいよ今年の全日本大学駅伝も全ての地区の代表校が出揃いました。

自分も、全国の大学を相変わらずすげえと思いつつ、最後に代表校が決まる地区のいち大学に所属する当事者として関わってきてはや4年目、様々ありつつも今年はなんとか爪跡を残したいなと思ってきたところでした。実際、今年は5月中旬から調子を上げてこれて、それを大きなトラブル無く保ち、部員が増えたことで4年目にして初めて行われた8月末のエントリーメンバー選考TTも4番手で無事にパス。個人的にはこれまでで一番充実した状態で選考会に臨めると思っていましたが・・・

 

 

 

 

結局今年も補欠に甘んじることになりました。自分、そして弊大学は外部から見るとどう評価されていたんだろう?昨日エントリー発表されたときの思われ方は如何に。もう終わったのでここでぶっちゃけると、今回自分は16kmを走る予定でいました。ただそれが狂ったと。いつかに、「不運オブ不運」とツイートもしましたが。事実を言うと、8月末から二度もコロナ隔離を食らっていました。

1度目は家族がコロナを持ち込んだことで8月28日から9月4日まで濃厚接触者としての待機。ただこのときは両親は罹ったものの自分はなんとか逃げ切り、自主練は継続していたのでまだ大きな痛手では無かった。同じ屋根の下に感染者がいて、家のなかでもマスク消毒徹底というのはかなりストレスだったけど・・・一応学校から卒業研究のタスクは持ち帰ったけど全然やる気が起きなかったし、精神的に辛かった。そしてこの発端が、親の職場に体調不良と分かって出勤していた人がいたということですごくムカついているんですよね。今のご時世、いつ罹っても仕方なくはあるけどこれに関しては理由が理由なだけに・・・

9月5日に陰性を確認し、登校&自由行動が可能に。この1週間は前週学校に行けなかった遅れを取り戻すことに追われ、練習としてはままならず。9月9~10日に研究室でゼミ合宿があったのでその資料作りもということでバタバタ。なんとか目処を立てて、ゼミ合宿を楽しみ、さてここからは仕上げていくぞと思ったところで2度目の落とし穴。

翌11日になって研究室の学生が次々に体調不良を訴える、そして陽性判明者が出てくる、自分も心なしか喉に違和感を感じる。12日には発熱や頭痛が出てきていよいよ絶望。PCR検査の末14日に陽性が判明。最終的に研究室の学生は全滅でした(ちなみに教授は8月末に陽性、ギリギリゼミ合宿に間に合うという)。誰かが当時は無症状ながらいつの間にか保菌していたということでしょう。こうなるならいっそのこと家族と一緒に感染したほうが良かったのでは、とも考えてしまった。待機期間は発症日から数えて18日まで(7日間に短縮されましたね)ということで・・・さすがにこの頃には熱は下がってきたけど咳が残り続けることに。にしても本番が26日ということで、ポイント練習が出来ない、てかそもそも走れなくなった状態であと1週間を迎えてしまうことに。さすがにこうなることは想像していなかったし、本当に萎えた。罰が当たったのかな・・・と。当然ながら自分の出走は白紙に。

その後、残り1週間のなかでなけなしのポイント練習は一応こなす(6000m20分40秒)。ジョグを再開して4日目と考えればまずまずだったけど、他のメンバーの仕上がりがもっと良かったし、そもそも練習の継続が出来ていないということもあり、自分は補欠1番手という形で本番を迎えることに。レースの2日前に2000m6分23秒(3分21・02)、前日に余裕を持たせつつ10kmジョグを40分切り&ラストは3分半で上がれたのである程度は戻せた、10kmなら34分前後あたりかなというところまでは1週間で持ってこれたなかで。ある程度吹っ切ったつもりではいたけどやはり虚しさとか様々な感情が湧いていた。自分が走らないということである意味肩の荷が下りたとも言えるけど、かといってそれはそれでこれまで何のために頑張ってきたのか?という。

そんななかで迎えた当日。まず、レース展開から振り返ってみます。

○16km

序盤は東北大4人が先頭集団を引っ張る展開、弊学はエース1人のみしかここには付かず、あとの3人はその後方で浮いた感じで集団を形成、あれ?と思った幕開け。そのぶん差がじりじり開いていき40秒差ほどまで差が広がっていく。

中盤になるにつれて少しずつ弊学の2・3番手が先頭集団と差を詰めていき、やがて追いついてきたことで東北大との差は弊学4番手の差のみとなり膠着状態となる。そして、満を持してエースがスパート。誰も付いてこず、どんどん差を広げていく。次ぐ2人も東北大集団と対等に走り粘っていくなかで、東北大の選手が1人、2人とこぼれていく。弊学4番手も粘っているなかで、逆に東北大との差は詰まってきた。

そして終盤、エースはそのまま差を広げ後続に1分近い差を付けて完勝。本当にかっこよかった。2校のなかで次にやってきたのも弊学、まさか2人も東北大全員に勝つとは・・・!相手が徐々に後退していくなかで残り2人も粘り、ラスト1周を前にトータルで逆転、最終的に1分15秒ほどの貯金を作り、勝負は10kmへ。

○10km

序盤、東北大木村選手が一気に飛び出し、3kmで既に後続大集団と50秒もの差を付ける大激走。この時点では博打、キツそうな表情に見えて最後まで持つのか?と思っていたところ。しかし、彼一人で弊学の貯金をみるみる奪っていく。

貯金は5kmあたりでもうほぼ消滅、勝負は大集団7人の序列に託されることに。中盤を越えて弊学も2人が先行しようと試みるも対応され、7kmあたりでいよいよ集団が瓦解、東北大全員に前を行かれていよいよ万事休す。弊学も粘りきるもここからは地力の差を見せつけられ、最終的に10kmだけで4分もの大差に。1人で後続と1分半近くの差を付けた木村選手の恐ろしさよ・・・

結果総合2位、弊学としては20年以上ぶりのAクラス(3位以内)で、東北大との差も2分45秒と昨年の岩手大よりも接戦を演じられた。16kmでは勝てて絶対王者を少しでも焦らせる展開に持って行けた。オーダーやコンディションとしては自分の離脱を含め100%万全なものでは無かったかもしれないけど、今回走った8人全員が今できるこれ以上ないくらいの精一杯を出し切りました。最後は選手層の差が出たものの、本当に充実した内容だったと思います。

 

そして自分。みんなの頑張りに感動させてもらった一方で、個人的な無念はやはり残っています。今年こそ納得いく結果を自分の脚で出したかったというのが本音です。しかし、過ぎたことを悔やんでも何にもならないのが事実。今後は1週間である程度戻せた手応えを近いうちどこかで証明出来ればと思いつつ、長期的には自分のもう一つの目標である県縦断駅伝出走を目指して練習に励んでいきたいです。

進路は院進ということで、もう2年インカレや全日選考に関わる資格が残ります。しかし、実際のところ今後はどこまで、どうやってみんなと関わっていくことになるのか。今までよりもかなり関わりが薄くなりそうかな・・・とか。あとはなんだかんだずっと頼りになった知人が来年には卒業する(はず)ので、本当に来年は練習でも他人との交流でもほぼ一人になる状況でちゃんとやっていけるのか。そんな懸念を本番前日まで抱えていたけど、ミーティングや解散するときの雰囲気、そして自分への接してくれ方からその不安が少し解消しました。みんな、これからもよろしくお願いします!

今思うこと。これからもチームに残るからには、ここ2年の個人的な無念を晴らすことも含めて、それなりの結果を出すことに拘りたいなと。今回がひとつ集大成となる年で、来年に今年以上の結果を求めるのはとても難しい。けどこの選考会での躍進をフロックでは終わらせたくないし、安定して選考会Aクラスを維持するための礎を2年間かけて築いていきたい。そして、大学でも縦断駅伝チームでもそうだけどチームのみんなからもっと必要とされる存在になりたい。個人の目標としては、まずトラックで今までより短めな距離(1500m4分10秒・3000m8分50秒・5000m15分半目標)に比重を置き、それをベースに距離を伸ばしてマルチに戦える選手を目指したいなと考えているところです。

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↑ゼッケン、どんな気持ちで自室に保管すればいいんだろうって思っていたけど、みんなのおかげで今後のモチベーションとして保管できるかなと思えました。

 

このブログのタイトルは「好事魔多し」としましたが(もはや戒めにするどころか既にアクシデントが起きてしまったけど)、1か月くらい経ってまたブログを書くときには「捨てる神あれば拾う神あり」と書ければいいな。てかもっと悲壮な結びになると思いきや、すごく今は前向きになれているのは本当にみんなのおかげですね。いよいよ10月、駅伝シーズンも本格的に始まるし、自分の誕生日も迎えるし、色々なことで好転していきますように。完

 

 

 

 

 

 

 

 

~雑談集~

○コロナ隔離中に満喫できた暇つぶしは、「いちご100%」の単行本の一気読みでした。絶対にあり得ないけどもし自分が真中のようなハーレム状態になったらどう行動したんだろう。自分もかなり優柔不断で、出来れば誰も傷つけたくないと考えて振る舞い、結局どこかでボロが出て全員を傷つけることになるのかなと。彼の気持ちや行動には理解・同情できる部分が。ちなみに自分は西野つかさ派ですね。

○集団感染が起きて後味が悪くなってしまったゼミ合宿だけど、それ自体は本当に楽しかったんです。これから共に活動していく3年生の後輩は起業願望などやたらスペックが高い彼に、何故かボケ命?な彼女に。個性的な面々でこれから楽しく研究室で過ごしていけそうだなと思いました。飲み会しながら彼らと話すなかで、某彼女から自分の話が面白いと言ってもらえました。そんなことは今まで無かったので嬉しかったです。某彼が最後には泥酔して惚気話してくださいよ~と膝枕してきた後に寝落ちたのは笑いました。自分だって惚気話したいけどさ!

【帝京大学】前期(主に6・7月)の振り返り

5月末に一度、帝京に関する雑感をブログにしましたが、その続編になります。

potetomelon.hatenablog.com

この2か月で全日選考を終え、前期を終え…ここでまた(主に6・7月の)近況を整理しておこうかなと思い立って。こんな感じで、今季は定期的に帝京を振り返っていきたいと思っているところです。

 

 

持ちタイム上位16人

○5000m

西脇翔太③13:56.71(21.9.19)

栗田隆希①14:00.04(21.12.5)

大花将太④14:02.80(22.6.4)

小野隆一朗③14:04.47(21.7.3)

柴戸遼太①14:06.83(21.12.5)

山口翔平14:09.47(22.4.30)

<6人平均14:03.39>←14:04.51

福島渉太②14:09.52(21.4.25)

内藤一輝②14:10.39(20.10.24)

北野開平④14:12.22(22.4.3)

塩井広太郎③14:13.15(21.12.5)

<10人平均14:06.56>←14:07.63

新井大貴④14:13.45(19.10.14)

福田翔②14:14.11(22.6.4)

大吉優亮③14:15.07(19.12.1)

林叶大②14:17.53(22.4.24)

山田一輝④14:19.58(21.7.3)

尾崎仁哉①14:20.45(22.6.4)

<16人平均14:10.36>←14:12.07

6月以降は大花・福田・尾崎選手が16傑入り、好調さを買われたかこの3人は全員全日予選のエントリーに入り、大花・福田選手は本番も出走。大花選手のような一気に上級生になって開花してくる選手が今後増えてほしいところ。主力のタイム更新は出雲前の記録会で期待したい。

 

○10000m

小野隆一朗③28:50.22(21.9.20)

西脇翔太③28:57.21(21.11.23)

福島渉太②28:57.49(21.11.23)

北野開平④29:04.83(22.4.23)

小林大晟②29:13.22(21.9.20)

山田一輝④29:31.05(21.11.23)

末次海斗③29:31.83(21.10.1)

藤本雄大29:33.24(22.6.4)

福田翔②29:37.33(21.11.23)

大花将太④29:39.47(21.12.25)

<10人平均29:17.59>←29:18.66

日高拓夢③29:43.99(21.12.25)

元永好多朗④29:45.82(21.4.24)

針谷咲輝③29:48.10(21.11.23)

大類駿③29:51.52(22.6.4)

尾崎仁哉①29:51.99(22.5.7)

大吉優亮③29:55.38(21.11.23)

<16人平均29:29.54>←29:31.31

1万では1年生藤本選手のチーム8番手のタイムとなる好走が際立ち、彼も全日予選出走を果たした。他には大類選手が自己記録を3秒ほど更新。

 

○ハーフ

西脇翔太③62:25(22.3.13)

北野開平④62:40(22.1.30)

小野隆一朗③62:56(22.3.13)

新井大貴④63:30(19.11.17)

末次海斗③63:59(22.5.22)

元永好多朗④64:12(22.3.13)

針谷咲輝③64:12(22.3.13)

大花将太④64:13(22.7.24)

尾崎仁哉①64:25(22.7.24)

比嘉良悟④64:32(22.7.24)

<10人平均63:42.6>←63:52.9

中野大地④64:55(22.3.13)

藤本雄大64:56(22.7.3)

大吉優亮③64:58(22.3.13)

小林大晟②65:02(22.5.22)

高橋峻④65:32(19.11.17)

柴戸遼太①65:34(22.7.3)

<16人平均64:15.06>←64:41.75

4年生、そして1年生を中心にハーフはこの6・7月で大きな結果を残せた。全日予選でややうまくいかなかった大花・柴戸選手が存在感を発揮したし、5千で好タイムの同期たちを差し置いてハーフの距離で夏合宿を待たずに結果を出してきた尾崎・藤本選手。今後の未来はやはり明るそう。

 

※潜在タイム(1万=5千×2+1分)

小野③、西脇③、福島②、栗田①、北野④、大花④

<6人平均13:59.30/28:58.61>

小林②、柴戸①、山口①、内藤②

<10人平均14:02.91/29:05.82>

塩井③、新井④、福田②、大吉③、山田④、末次③

<16人平均14:07.27/29:14.54>

 

3本柱、各学年、個人的ピックアップ

○3本柱:北野④、小野③、西脇③

小野隆一朗選手はインカレに続き、全日選考でも4組を上位で戦い抜きチームを牽引。やはり総合力や安定感がチーム随一で頼れる存在、駅伝戦線でも序盤区間で流れを作って欲しい。西脇翔太選手は5千の記録会ではチームトップで牽引し続けているが、インカレに続き全日選考もやや振るわず。1万という距離の問題か、勝負レースということで気負いすぎたか。駅伝シーズンは彼のスピードを活かした爆発力が不可欠だ。主将の北野開平選手は故障か、6月以降レースに不出場。全日予選も彼が後半の組にいれば…という展開だったのが惜しまれる。やはり彼抜きでは厳しくなるところ、秋には元気な姿をみたい。

 

○4年生

6月になって台頭し存在感を発揮したのが大花将太選手。6月4日の順大記録会で西脇選手に次ぐチーム2番手&14分2秒の快走で、一気にこの学年唯一の全日予選出走まで勝ち取る。ここでは1組25位と不完全燃焼な結果に終わるも、7月のハーフで距離対応もできていることを証明し、秋以降も戦力になるはず。もう一人全日選考のエントリーに入ったのが新井大貴選手。まだ1年次のような勢いまでは戻ってないように感じるが、レースには継続して出場できているのでここから。春に一気に29分台突入と急成長した比嘉良悟選手はハーフでも64分台突入。他にもフルマラソン後しばらくレースに出ていなかった元永好多朗選手、トラックの持ちタイムが良い山田一輝選手もここでレースに姿を見せた。彼らの足並みを揃えて駅伝シーズンを迎えたい。

 

○3年生

Wエース以外ではやはり末次海斗選手の貢献が最も大きい。インカレハーフの好走に続き、全日予選2組でも個人4位と稼いでチームの順位を大きく押し上げる殊勲の走り。秋以降も主力の一角として計算できる存在になりたい。しかし、全日選考のエントリー入りはこの3人のみと、頭数としては下級生の勢いに押されている印象。この世代の中心格になるべき大吉優亮選手は6月4日の順大記録会を途中棄権し7月16日の富士裾野トラックミートで復帰、ここからまた上げていけるか。学生ハーフで結果を出した針谷咲輝選手はトラックシーズンに入って元気な姿を見せられていないのが気がかり。一方で、大類駿選手が6月以降5千・1万の両方で自己記録を更新して好調なのは良い点。こちらも秋までに足並みを揃えられるか。

 

○2年生

チームの主力である福島渉太選手は、5月までレースに不出場で気がかりだったが6月4日の順大記録会で14分18秒とまずまずのタイムで復帰。全日選考は出走はならずもエントリー入りは果たせてひと安心。まだ絶好調では無さそうだが、駅伝では彼の万全な走りが必須だ。6月以降この学年で存在感を示したのが、小林選手(後述)とともにこの学年から全日選考出走を果たした福田翔選手。順大記録会5千14分14秒でアピールし、全日選考も2組15位と末次選手とともにきっちりと仕事を果たした。春先良かった林叶大選手も全日選考エントリー入りなど引き続き好調を保っている。今季に入って台頭した福田・林選手が距離に対応できるかが一つカギになりそう。ポテンシャルに期待したい内藤一輝選手はようやく姿を見せるも、未だ万全とはほど遠い。どうしたのか…

 

○1年生

元々持ちタイムが良い3人衆のうち距離が伸びてもマルチに対応できているのが柴戸遼太選手。記録会もチーム上位でまとめ続けて、全日選考では3組に抜擢。ここでは壁に跳ね返された感じになったが、この経験を将来エースになるための貴重な糧としてほしい。函館マラソンで距離に対応できることも証明した。そしてこの”3人衆”に続く、なんなら割って入る、どころか彼らを超える存在感を発揮している選手が2人。まず藤本雄大選手は6月4日の日体大記録会で29分33秒とブレイク、全日選考も1組で出走し11位と好走、更に柴戸選手と同走の函館マラソンは彼を上回る64分台の走りと、OB遠藤選手を彷彿とさせる成長曲線を描く今後期待の存在。早くから1万で頭角を現していた尾崎仁哉選手も全日選考エントリー入りを果たし、士別ハーフで64分半を切る快走。”3人衆”残り2人も決して悪いわけではない。栗田隆希選手は5千はまずまずで全日選考エントリーには入ったが、1万以上のレースはまだ未経験で距離対応が未知数。山口翔平選手はインカレ3障決勝で転倒に泣いたが、無事レース復帰を果たし、ハーフも出場は出来ずもエントリーはしていたためある程度距離対応の計算は立っていたか。1年生の尺がかなり長くなったが、それだけ存在感があるということ。秋以降も彼らの活躍で上級生に刺激を与えていきたい。

 

○個人的ピックアップ:小林大晟選手

全日予選ではチーム内の序列通り順当に3組にエントリー。結果は組16位と最低限の走りはできたか。しかし個人的にはかなり彼への期待値が高いため、彼の本来はまだまだこんなものではないと思ったし、もう少し上のほうで相方の柴戸選手をカバーする走りが見たかったなという感じはしました。次走の函館マラソンでは長距離ロードという彼の持ち味を活かして存在感を示して欲しいと思ったけど、後輩藤本選手には後塵を拝する結果。決して悪くはないけど、個人的な期待値からすればこれまた物足りなさを感じてしまうことに。この夏を越えて駅伝ではどんな姿を見せるか、引き続き期待して見ていきたいです。

 

6・7月の振り返り

6月4日:順大記録会

結果的にこのレースが全日選考のエントリーを決定づけて、エントリー13人中10人がここでの上位10人。ずっと好調な西脇・柴戸・栗田・小野・林選手に割って入った大花選手は14分2秒と快走。他に福田・尾崎選手が台頭、福島選手は復活、10番手に新井選手まで。北野選手がここにいなかったのは結果的にはよくなかったことに。

6月4・5日:日体大記録会

1万では藤本選手の29分33秒が際立ち、彼も全日選考エントリー入りを果たすことに。大類選手が29分台の自己記録更新、その他に1~3年生5人が30分台。5千では前日の順大記録会の結果を受けての追試か、比嘉選手が2日連続で走っていた。

6月19日:全日選考会

総合9位4:00:05.07

○1組…藤本①11位29:59.71、大花④25位30:42.81(10位)

○2組…末次③4位29:46.86、福田②15位30:06.56(5位)

○3組…小林②16位30:00.90、柴戸①31位30:21.34(9位)

○4組…小野③11位29:03.82、西脇③31位30:03.07(9位)

(補欠)新井④、林②、福島②、栗田①、尾崎①

6月頭の記録会で結果を出した11人とインカレハーフの2人でエントリー、そして帝京らしくない若い学年構成。1組では成長株の藤本選手が11位と好スタートも、相方の大花選手が順位以上にタイムでやや苦戦し総合では10位発進。4組で稼ぐのは他校の留学生の存在から厳しそうなぶん1・2組の頑張りが必要だったところ、ここでもう30秒は稼ぎたかったか。しかし2組で一気に挽回する。末次選手が4位と大きく稼ぐと、福田選手も15位と上位で続き総合5位へと浮上。3組が全組で一番スローという異例な展開、小林選手は集団内で粘りきるも柴戸選手は終盤離されて31位へ。最終組を前に総合9位へと転落、この時点で通過は難しくなってしまった。それでも最終組では小野選手が11位と他校の日本人エースと張り合う好走で踏ん張る。しかし西脇選手がそこに付いていけず組31位、総合9位から落としはしなかったが浮上もできず、本戦の切符を逃してしまった。

昨年度からかなりの戦力ダウンはありつつ健闘した部分もあったが、結果的にボーダーラインと約1分差、(たらればだが)北野選手がいれば、大花・西脇選手がもう少し走れていればという展開だったのが惜しまれる。しかし、出雲→箱根で結果を出した大学もあるし、この結果を受け止めて今後の躍進に繋げてほしいと願います。

7月2日:日体大記録会

大類選手が1万に続きここでも自己記録更新。元永・山田選手がここで遂にレース復帰。一人速い組に挑戦した福島選手は今回はうまくいかず。

7月3日:函館マラソン

長距離ロードの実力者小林選手を差し置いて学内トップになったのは藤本選手、61分37秒を持つ駒澤花尾選手と1分半ほどの差なので63分前半では走れるポテンシャルがありそうか。柴戸選手も65分台と夏前にしては十分なタイムでまとめた。

7月10日:国士舘大記録会

副主将吉岡選手が自己記録更新、彼もまた今後意地を見せていきたいところ。内藤選手は久々に姿を見せたが15分オーバーと心配。

7月16日:富士裾野トラックミート

大勢が参戦。5千を走った主力では、末次・栗田・林選手がまずまずの結果で、ここで山口・大吉選手が復帰。1万では4年生の新井・元永・山田選手が復調を印象づける結果を残せたのを筆頭に、日高・大類・吉岡選手と上級生が意地を見せた。

7月24日:士別ハーフ

大花選手はハーフの距離に対応、全日選考のリベンジ達成。比嘉選手もここで64分半と好走、そしてそこに割って入った1年生尾崎選手。夏前から複数名の1年生が距離に対応してくるとは。

 

現状で16人を選ぶなら、今後

今の戦力(状態でなく)で箱根エントリーを迎えるとしたら、個人的にこの16人かなということで、

4年:北野、新井、大花、元永

3年:小野、西脇、末次、大吉

2年:小林、福島、林、福田

1年:柴戸、山口、藤本、尾崎

5月末の時点からかなりメンバーが入れ替わった気が。箱根となればさすがに上級生の比重が高くなるのか、はたまた未来志向な感じになるか?

 

出場が確定した2つの駅伝のメンバーを妄想するなら(傾向は考えていないです)、

○出雲

小野③~藤本①~西脇③~北野④~柴戸①~末次③

○箱根

西脇③~小野③~藤本①~北野④~新井④

大吉③~福島②~末次③~小林②~大花④

藤本選手にポスト遠藤選手としての期待をかける形。例年になく若いチームで、下級生がどこまでハーフの距離で頼れるか、上級生が意地を見せるかによるけどオーダーの選択肢はけっこう出てきた気がする。しかし、全日選考で突きつけられたとおり、引き続き箱根のシードは安泰とはいえない状況、各々が夏を越えて一皮むけた姿を見せられるか。